第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション作品で、オーストリア、ドイツ、フランス製作による衝撃作『パラダイス:ラブ(英題) / PARADISE: Love』が公式上映された。
ケニアを舞台に「ヨーロッパの女性向けセックス観光」がテーマとなる本作。
最近のアフリカ諸国の高い存在感、またヨーロッパにより近く、実際に“シュガーママ”(富裕女性)がアフリカのリゾート地に多く存在することを知って、ケニアを舞台にしようと決めたらしい。
そんなシュガーママの一人を演じているインゲ・マックスは「この映画に関わることになってから、ある一人のヨーロッパ女性に実際の話を聞いた。
彼女から、夫を亡くしたばかりのときにアフリカで“ビーチボーイ”(リゾート地の情夫)に出会い、悲しみを癒やしてもらったという経験談を聞いて、この映画のテーマに対し、リアリティーを感じながら演じられるようになった」と告白している。
ヨーロッパとアフリカの裏の関係性をはっきりと描いた本作は、ショーレース前半戦のダークホースとして注目されている作品のひとつだ。
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